むち打ちに我慢は禁物

むち打ち

日々、耳にする交通事故のニュースは死亡事故や被害者が重傷を負うような案件が多く、むち打ち程度の怪我の場合は、ニュースで取り上げられることも少ないのかもしれません。

ところが怪我の程度に関係なく多くの事故被害者の方が悩まされる症状の一つがむち打ちであり、しかも適切な治療を受けていない方も多いように思います。

茨城県内で起こる交通事例は年間1万件近いそうですが、負傷者数も平成29年度は約12,000人ということで、中にはむち打ちを発症したという方も多いのではないでしょうか。

ひたちなか市の場合も茨城県内では交通事故発生率が比較的高い地域にあたり、毎年1,000人前後の方が交通事例による怪我を負っているようで、むち打ちの治療を受けたという方もいらっしゃるでしょう。

ただし、たとえ事故の被害に遭ったとしても物損事故で済ませてしまい、人身事故扱いにしなかったために、後々、むち打ちを負っていることが分かったものの治療をあきらめてしまったという方もいるのではないでしょうか。

もちろん、むち打ちの症状にも差はあるので、事故に遭った直後に他の怪我と共にむち打ちの治療を開始する場合もありますが、中には事故直後は異変に気付かずに、かなり遅れてむち打ちに気付くこともあります。

実は車を運転中の怪我の種類として、最も起こりやすいのがむちうちとも言われています。

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特に、交差点で追突された時や駐車場から出てきた時の他の車との接触などで起こることも多く、そういった場合は車の損傷程度で身体は傷付いていないことが多く、背中や首の異変もすぐには感じないことがあります。

もちろん、事故に遭ったショックから、実際の怪我以上の疼痛を感じるケースもないわけではありませんが、一般的に言われているのが事故のような興奮状態に置かれると交感神経が働き痛覚を感じにくくするアドレナリンが分泌されるということです。

そして、疼痛に気付かなかったとか、深刻な怪我とは思っていなかったなどの理由で、検査を受けるタイミングを逃してしまうケースもあるようです。

たとえば、突然追突された時のショックでアドレナリンが分泌されて一時的に痛覚が鈍くなり、疲れも感じずに積極的に事故処理に対応することができたものの、数日経って落ち着いてから徐々に首や肩の異変を感じ、ようやくむち打ちに気付くこともあるでしょう。

また、身体に出血を伴うような傷もなく骨折といった大きな怪我でなければ、車に傷が付いたことに怒りを覚えて、自分の身体の状態にまで気が回らないのかもしれません。

そのため、警察が来て現場検証が済んで、車を修理工場に運んで、保険会社への報告が済んで、ようやく落ち着いた夜になって何となく身体の不調に気付くことも多いようです。

さらに、当日であればすぐに病院で検査を受けるきっかけがあったかもしれませんが、翌日ともなると時間があったら病院に行こうとか、1日経ってこの程度なら1週間もすれば疼痛も引くだろうなどと判断してしまうこともあるのではないでしょうか。

ところが、時間が経ってさらに苦痛が増すこともあるのがむちうちの特徴とも言えるかもしれません。

追突や接触で思いもよらない動きをした背中や首は、後になって影響が出てくることもあり、首の場合の異変はむち打ちの現れです。

つまり、追突などで後ろから強く押されるような力が働いて身体が前方に押し出されると、頭は後方に戻るような反対の動きをするため、その間にある頚椎にはかなりの負担が強いられるはずです。

当院にも、交通事故に遭い数日経ってから、首の周囲が痛むとかめまいがするといった症状で相談に来られる方がいらっしゃいますが、いずれもむち打ちの症状であることがわかります。

首の周囲の疼痛は頚椎、つまり首の骨のじん帯損傷が原因になっているわけですが、首ではなく背中が痛むとか、座っている時に背中に重い荷物を背負ったように感じるといった症例もあるようです。

また、じん帯ではなく神経損傷の場合は、手のしびれやめまいや吐き気、さらに倦怠感が起こることもあります。

むち打ちはひどくなる前に対処を

中には、手のしびれや吐き気が起こるまで、むち打ちの治療もせずに我慢していたという方もいます。

おそらくむち打ちは人の目からは全く異変が感じられないために、仕事を休みにくいとか、診察を受けても異常が見つからずにむち打ち治療できずにいたという方もいるのでしょう。

そういった場合、整骨院や接骨院であれば病院とは違った形で頚椎の状態を探り、むち打ちの判断ができますので、病院では治療の必要がないと言われたむち打ちに対して、適切な施術を行うことができます。

また、交通事故によるむち打ちであれば、自賠責保険を使っての治療ができるわけですが、整骨院や接骨院でも病院と同じように保険適用の治療を受けることが可能なので、むち打ちの疑いがあるようであれば、すぐにひたちなか市のなか名倉接骨院にむち打ちをご相談いただければと思います。

当接骨院は、ひたちなか市にお住まいの方たちが、年齢とともに悪化しやすい腰痛やひざ痛、肉離れや足首の捻挫などのスポーツ障害、そして労災が適用されるような仕事中の怪我の治療などで来院されることも多いのですが、市内にお住まいの方に限らず気軽にご相談いただければと思います。

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  • ひたちなか市のなか名倉堂接骨院 外観
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